昭和63(1988)年の江戸川乱歩賞最終候補作である、折原一の『倒錯のロンド』を思い出した。乱歩賞を受賞することで完成すると言われたあの作品。こちらも、本屋大賞を受賞するか、僅差の2着なら完成だったのかもしれない。 […]
真夏のミステリ・ベストテン〜後編
9.『何者』江戸川乱歩(昭和4=1929年) ついに戦前の作品である。 主人公の「私」は、学生時代最後の夏休みを楽しむため、鎌倉にある友人の実家に滞在するが、そこで奇妙な強盗事件に遭遇する。 私たちは天気さえよければ […]
真夏のミステリ・ベストテン〜前編
暑い… ですね。 昔の日本の夏って、こうじゃなかったよね。午前中の涼しいうちにラジオ体操とか、日が傾いてきたら打ち水をして夕涼みとか、一日のあいだにメリハリがあったのが普通。それがここ数日は、夜中の12時に30℃超え、 […]
『これはミステリではない』竹本健治 &『そこに無い家に呼ばれる』三津田信三
ただいま夏休みの真っ最中です。 とはいえ、史上初の帰省も、旅行も、登山もできない夏休みに戸惑っています。 こうなったら、この機会に読めるものは読んでおかないとね。 『これはミステリではない』竹本健治 これが新人の作品な […]
『死の相続』セオドア・ロスコー など
今年のGWは、生まれて初めての「引きこもり連休」ということで、始まる前には読みたい本や見たいビデオをリストアップしていたものの… いざ始まってみると意外と消化できないもんですね(笑)。とりあえず、読み終えたミステリ本の […]
NHK BS「横溝正史短編集」など
約半年ぶりの更新になります。 たった半年で、こんなに世界が変わるとは思いませんでした。 現在、穂高や八ヶ岳などメジャーな山小屋はすべて休業中。テント場も立ち入り禁止。私が所属している山岳会も、GW、および夏休みの計画 […]