つい最近まで、十条駅の近くにあった昭工舎さんという会社の建物が取り壊されていました。 会社の創立は1929(昭和4)年ですが、当時の建物かどうかは調べがつかず、不明。中庭には明治の下見板風の木造建築がありました。 […]
More from: 散歩
泡坂妻夫展
遅ればせながら、今年の7/19~8/8まで、東京古書会館の2Fで開催された、泡坂妻夫展の写真を掲載します。 まずはこんな感じで、懐かしい表紙がズラリ。 ↑1979年に、社会思想社から出版された『秘文字』です。泡坂妻 […]
『乱歩の幻影』と同潤会清砂アパート
島田荘司の初期短編集に『網走発 遥かなり』(87年)という作品があります。 発表当時の文春ミステリ・ベストテンでは9位(このミスはまだ存在せず)。それなりに評価された作品ですが、今は絶版で電子書籍版も存在しないらしい […]
『蟇屋敷の殺人』甲賀三郎
うん、まあ。戦前の探偵小説は、出来のいいものなら『黒死館殺人事件』や『ドグラ・マグラ』みたいに名前が残ってるよね。今さら、埋もれた名作なんてないよね… というぐらいの軽い気持ちで読んだ方がいいと思う。 ご想像の通り […]
迷宮建築物いろいろ&『時間のないホテル』ウィル・ワイルズ
巨大迷宮建築物と聞くと血湧き肉躍る。これは性癖である。もはや仕方がない。 昨年末に読んだ『横浜駅SF』(柞刈湯葉)とか、『海と月の迷路』(大沢在昌)など、作品の舞台だけで加点してしまう。 で、今回手に取ったのが『時 […]
2017年・谷中一箱古本市報告
何かと忙しくて、あっという間に一ヶ月が過ぎてしまいましたが、遅ればせながら4月30日の「谷中一箱古本市」の報告です。 今年のテーマは、幻影城出身作家(泡坂妻夫・連城三紀彦・竹本健治)特集でした。 この三人は以前から大 […]