数年前連城三紀彦が亡くなったとき、入手困難になる前にと、かき集めた未読作品群。時間ができるたび少しずつ消化しています。 『ため息の時間』 雑誌「すばる」に1990年3月号から1991年2月号まで連載された作品。恋愛小 […]
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『乱歩の幻影』と同潤会清砂アパート
島田荘司の初期短編集に『網走発 遥かなり』(87年)という作品があります。 発表当時の文春ミステリ・ベストテンでは9位(このミスはまだ存在せず)。それなりに評価された作品ですが、今は絶版で電子書籍版も存在しないらしい […]
『蟇屋敷の殺人』甲賀三郎
うん、まあ。戦前の探偵小説は、出来のいいものなら『黒死館殺人事件』や『ドグラ・マグラ』みたいに名前が残ってるよね。今さら、埋もれた名作なんてないよね… というぐらいの軽い気持ちで読んだ方がいいと思う。 ご想像の通り […]
迷宮建築物いろいろ&『時間のないホテル』ウィル・ワイルズ
巨大迷宮建築物と聞くと血湧き肉躍る。これは性癖である。もはや仕方がない。 昨年末に読んだ『横浜駅SF』(柞刈湯葉)とか、『海と月の迷路』(大沢在昌)など、作品の舞台だけで加点してしまう。 で、今回手に取ったのが『時 […]
2017年・谷中一箱古本市報告
何かと忙しくて、あっという間に一ヶ月が過ぎてしまいましたが、遅ればせながら4月30日の「谷中一箱古本市」の報告です。 今年のテーマは、幻影城出身作家(泡坂妻夫・連城三紀彦・竹本健治)特集でした。 この三人は以前から大 […]
古本市出店のお知らせ(2017年)
毎年恒例の古本屋モードの書き込みです。今年は4月30日、不忍ブックストリート・第19回一箱古本市に竜蹄堂で参加します。 日時:2017年4月30日(日)11:00〜16:30(雨天決行)アクセス:JR山手線・西日暮里駅、 […]