(※犯人やトリックについては当然明かしておりませんが、一部展開のネタバレがあります。まったく白紙の状態で読みたい方は、ご注意ください)。 2016年の『ジェリーフィッシュは凍らない』あたりから増えてる気がする「特殊設定 […]
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2021年版このミス雑感
このミスの雑感は毎年上げてるんだけど、最近はその間隔がどんどん短くなってる気がするなぁ。特に昨年はコロナのせいで、印象に残るような旅行とか、イベントが何もなかったのでなおさらです… さて、昨年末の段階で(未読のものも […]
『店長がバカすぎて』早見和真
昭和63(1988)年の江戸川乱歩賞最終候補作である、折原一の『倒錯のロンド』を思い出した。乱歩賞を受賞することで完成すると言われたあの作品。こちらも、本屋大賞を受賞するか、僅差の2着なら完成だったのかもしれない。 […]
真夏のミステリ・ベストテン〜後編
9.『何者』江戸川乱歩(昭和4=1929年) ついに戦前の作品である。 主人公の「私」は、学生時代最後の夏休みを楽しむため、鎌倉にある友人の実家に滞在するが、そこで奇妙な強盗事件に遭遇する。 私たちは天気さえよければ […]
真夏のミステリ・ベストテン〜前編
暑い… ですね。 昔の日本の夏って、こうじゃなかったよね。午前中の涼しいうちにラジオ体操とか、日が傾いてきたら打ち水をして夕涼みとか、一日のあいだにメリハリがあったのが普通。それがここ数日は、夜中の12時に30℃超え、 […]
『これはミステリではない』竹本健治 &『そこに無い家に呼ばれる』三津田信三
ただいま夏休みの真っ最中です。 とはいえ、史上初の帰省も、旅行も、登山もできない夏休みに戸惑っています。 こうなったら、この機会に読めるものは読んでおかないとね。 『これはミステリではない』竹本健治 これが新人の作品な […]