上の写真は、朝日連峰の稜線。突き当たりの雲の下あたりが以東岳の山頂で、その向こう側に降りて行った先が大鳥池になります。
二日目の大朝日小屋〜狐穴小屋までは、天候にも恵まれ、気持ちのいい稜線歩き。ただ、暑かったけど(笑)。
狐穴小屋に到着する直前、休憩をしていると、登山道から少し離れたところに小さな池が見える。地図で確認したところ、三方池という立派な名前までついている。
名前までついているなら、行けるのでは… と向かってみたら、ちゃんと道がついていて、魚はいなかったが、ヤゴを見つけました。ヤゴなんて久しぶりに見たなぁ…
夏休みシーズンとはいえ、平日だったので、狐穴小屋は空いており、私たち4人のほかは大阪から来た男性が1人だけ。小屋はほぼ貸切状態でした。
三日目。狐穴小屋から以東岳へ。以東岳の山頂に立てば、憧れの大鳥池が見える… ハズ。
…だったのだが、朝は天気が良かったのに、行動している間に次第にガスって来て、以東岳にたどり着いた頃には、下界は完全に雲の中…
ここから見えるという、熊の毛皮のような形の大鳥池が見たかったのに! 次はいつ来られるか分からないのに! そう思って山頂でしばらく待ってみたが、ガスが晴れる様子はなく、仕方なく大鳥方面へ下山していると… その途中で見えました! 雲の切れ間から、例の「熊の毛皮」が。
以東岳からは直登コースではなく、オツボ峰を回るコースをとったが、このコース、ところどころ「なにこれ垂直やん」と言いたくなるほどの箇所があり、最後の1時間ぐらいが意外にキツかった(笑)。荷物が重い時の下りでアレは疲れます。
上の写真の、池のほとりに立っている白い建物が大鳥小屋。釣り客で混雑している時もある、と聞いていたけれど、私たちが宿泊した日は金曜日だが空いていて、のびのび過ごせました。
憧れの大鳥池は、特におどろおどろしくもなく、不気味な魚影が泳いでいたりもしなかったけど(笑)、たくさんの小魚が泳いでいて、水辺が好きな私は、1時間ぐらいそれを眺めていても飽きませんでした。