『朗読劇〜押絵と旅する男/防空壕』ご報告

ギャラリー しあん

 今年、令和元年の7月6日〜7日。上野御徒町のギャラリー・しあんさんをお借りして上演いたしました『朗読劇〜押絵と旅する男/防空壕』ですが、無事終演いたしました。
 ご来場いただきましたお客様、特に日曜日の午後は雨の中、椅子が足りなくなるほどのお客様にご来場いただきまして、本当にありがとうございました。

竜蹄堂〜参考展示本

 ▲参考展示した作品たち。平成元年に、江戸川乱歩推理文庫の別巻として刊行された『江戸川乱歩 貼雑年譜』、横溝正史が代筆し、江戸川乱歩名義で発表された「あ・てる・てえる・ふいるむ」が掲載されている雑誌『新青年』の昭和三年新年号など、ちょっと珍しいものも展示しました。

竜蹄堂〜販売本

 ▲こちらは販売も可、ということで展示した作品ですが、結構珍しいものもあったんですよー。東京の街の変遷が、乱歩作品に与えた影響を考察し、日本推理作家協会賞を受賞した『乱歩と東京』。これは名著なのに絶版! バジリコ株式会社刊行の『盲獣』は、乱歩自身が後に読み返してウンザリしたそうで、戦後の全集ではほとんどカットされている「鎌倉ハム大安売」の章が復活している珍品。まあ、読んでみると、やはりトンデモナイことになっていましたけど(笑)。

朗読劇〜劇中シーン

 ▲本番中のワンシーン。ギャラリー・しあん・オーナーの坂東様、BGMを使用させていただいたオケラ2号様、H5 audio DESIGN様、Mr Kimy様、チラシで使用した浅草十二階のMMDモデルを使用させていただいたさちばヒヒン様、皆様、本当にありがとうございました。



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