新年初映画「婦系図」

遅ればせながら、本年もよろしくお願いいたします。
今年の初映画は、マッドマックスでもスターウォーズでも無くて、フィルムセンター「三隅研次特集」「婦系図」を観ました。
案外、席は埋まっており、7分方の入りという感じでしょうか。
ご存じ「泉鏡花」原作の作品ですが、泉鏡花作品で、所謂物の怪系以外の作品はあまり読んだことがなく、この作品も未読でした。
また、鏡花原作映画では、市川崑版の「日本橋」は観た事がありますが、映画はこれまた未見だったのです。
さて、その感想やいかに?

三隅演出はそこかしこに光っており、作品として大変に面白かったのですが、所謂、人情もの、悲恋もの、というのは、感想が書きにくいですな。
言えるのは、大映全盛期ですので、セット、衣装が豪華で、作品に入りやすい、感情移入し易いのは確か。
以前も三隅研次特集上映を観ましたが、どちらかといえば、チャンバラ、アクション、独特のエロ描写に焦点を合わせることが多いと思います。
そんな中、この作品は大変貴重な上映だったと言えるでしょう。

実物を観てもらうのが一番いいや!
okeizuposter



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