ライデンリーダーの記憶

ライデンリーダーが死亡した、というニュースがネットに流れていました。

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33秒台や32秒台の上がり決着を見慣れてしまった今では、この馬が勝った4歳牝馬特別(現在のフィリーズレビュー)もさほどの脚には見えないかもしれないけれど、当時はけっこう衝撃的で、TVの解説者が「矢を放ったように来ましたね」と言ったことを今でも覚えています。

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しかしこの年は、サンデーサイレンスの初年度産駒が、クラシックに初めて出走した年。

公営のワカオライデン産駒vs良血のサンデーサイレンス産駒。今なら桜花賞一番人気はありえない。だけど当時は、サンデーサイレンスが後にどんな存在になるか競馬ファンにも分かっておらず、一方のワカオライデンは当時の地方競馬のリーディングを争っていた種牡馬。

なんとかなりそうな気がしてた。しかし振り返ってみると、とてつもない種牡馬を相手にしていたのだと思う。

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写真はその95年の夏、笠松競馬場で調教見学させていただいた時の写真です。

この後、3歳クラシックに挑戦した地方馬が何頭かいるけれど、牝馬に限ってはトライアルを勝ち、桜花賞4着のこの馬が、最も桜花賞馬に近づいた馬だった気がします。



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