終わってみれば八馬身。オルフェ不安説とは何だったのか(笑)。
私も前日までは穴馬探しに必死になっていたけれど、
少し考えが変わったのが、後輩に聞かれたこの一言。
「もし、オルフェもゴールドシップも飛んだら、何が勝つと思います?」
答えに詰まった。「アドマイヤラクティ」や「ダノンバラード」とどうしても言えなかった。
そうなんだよ… 大山鳴動してG1ホースってのはよくあること。
こんな時に勝ってしまうのは「格が上の馬」じゃないのか?
今年のメンバーだと、G1ホースはオルフェーヴル、ゴールドシップ、トーセンジョーダンの三頭。
そしてG1連対経験のある馬は、ウインバリアシオン、ダノンバラードの二頭。
そのG1馬の一頭。ゴールドシップは、
今回はジャパンカップよりは「起きている状態」のように見えた(笑)。
ここまで来たら的中しそうなもんだけど、
屈腱炎から復帰したばかりのウインバリアシオンを、2着付けで買うのは無理でした(笑)。
抑えの三連複だけが地味に的中…
オルフェが昨年のジャパンカップよりおとなしく見えたのは、
こちらの先入観のせいだったかな…
池添騎手と共に、最後の出陣。
圧巻のレースでしたが、私の装備でレースを撮るのは無理。
一足飛びに引退式へ。
不思議とオルフェの場合、引退レースが終わった後のしんみり感があまりない。。
この馬の競走生活の感想を一言で言えば、「あー面白かった!」だ。
若駒の頃にヤンチャした馬はたくさんいるけれど、
この馬の場合、三冠馬になった後、
逸走するわ、大敗するわ、かと思えば復活するわ、圧勝するわ。
引退式でも、関係者が並んで待っている中、
なかなか定位置に落ち着いてくれず、記念写真のシャッターが切れない。
騎手はここでもひと苦労。
大勢のファンがオルフェ最後の晴れ姿を狙う。
史上初の「お笑いもできる三冠馬」。
引退おめでとう、お疲れさまでした。
さらば、オルフェーヴル!